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【著作権に注意】ブログで画像や文章を引用するときに知っておくべきルール

著作権に注意、画像や文章を引用するときのルール
悩んでいる人
ブログに画像を載せたいけど、どういう場合が著作権侵害にあたるの?
  • ブログの画像はネットから拾ってOK?
  • 文章を引用するときのルールが知りたい
  • そもそも許可が必要なの?

こんなお悩みを解決します。

今回の内容

  • 正しく引用しないと起こる危険
  • ブログに画像を載せる際の注意点
  • 文章を引用する際の注意点

ブログを運営する上で、知っておかなければならないルールを紹介します。

では、本題に入ります。

【知らなかったで済まない】ブログで正しく引用をしないと起こる危険3つ

男性が畑の野菜を盗んで怒られている

画像と文章の引用にはルールがあります。

それを守らないと起こる危険は、下記の3つです。

  1. 刑事罰・賠償請求を受ける
  2. ASPから提携解除になる
  3. 最悪、ブログ閉鎖に…

順番に解説していきます。

1.刑事罰・賠償請求を受ける

引用を正しくおこなわないと、刑事罰か賠償請求を受ける可能性があります。

個人に科せられる刑事罰

10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金

上記いずれかか、両方の「両罰」もありえます。

賠償請求は、本来払うべきだった「掲載料」が請求されます。

さらに、著作権侵害者が受けた利益を、「損害額」として請求することもできます。

つまり、

掲載料=10万円
侵害者の儲け=100万円

上記の場合は、110万円の請求がされることがあります。

2.ASPから提携解除になる

引用を正しくおこなわないと、ASPから提携解除になる可能性があります。

参考

ASPとは、アフィリエイトサービスプロバイダの略

広告主とブログ運営者を繋ぐ業者のこと

ASP各社の利用規約を読むと、禁止行為として「著作権侵害」が記載されています。

そして、禁止行為を行った場合は強制退会や提携解除の処置がとられます

つまり、広告を貼ることができなくなるということです。

3.最悪、ブログ閉鎖に…

引用を正しくおこなわないと、
最悪の場合、ブログ閉鎖に追い込まれます。

  1. 侵害行為をする者に対するその行為の停止の請求
  2. 侵害の恐れのある行為をする者に対する侵害の予防の請求
  3. 侵害行為を組成した物、侵害行為によって作成された物(中略)その他の侵害の停止・予防に必要な措置の請求

引用元:著作権侵害への救済手続|特許庁

簡単に言うと、著作権侵害があればブログを削除しなければいけないということです。

これは、被害者が裁判所を通じて申し立てがおこなわれます。

ブログに画像を載せるときのルール3つ

ブログに画像を載せるときのルール

ブログで画像を使用する際のルールは下記の3つです。

  1. オリジナルもしくはフリー素材を使う
  2. グーグル検索で見つけた画像はNG
  3. 自分のサイトにアップロードする

順番に解説します。

1.オリジナル画像もしくはフリー素材を使う

オリジナル画像とは、自分で撮影した画像・自分で作成した画像のことです。

フリー素材を使う際のポイント

  • 商用利用可能か
  • 画像の加工はOKか
  • クレジットは必要か

ブログとして公開する場合は商用利用になります

画像の加工・クレジットについては、フリー素材が掲載されているサイトの利用規約を読むと記載されています。

クレジットとは?

写真撮影者や提供元を表記すること

2.グーグル検索で見つけた画像はNG

Googleだけでなく、他の検索エンジンから見つけた画像も使わないようにしましょう。

理由は、他人の著作物であり、著作権がその他人にあるからです。

「商用利用OK」や「フリー素材」と明記の無いものは利用しないのが吉です。

3.自分のサイトにアップロードする

直リンクはNGです。

必ず自分のサイトにアップロードして画像を使いましょう。

直リンクとは

直リンクとは、画像のURLをコピーして自分のサイトに貼り付けること。

なぜこれがいけないのかと言うと

  • 相手のサーバーに負担がかかる
  • 画像が編集されたら影響を受ける

以上の理由があります。

お互いに良いことが無いので、直リンクはしない方が良いです。

ブログで文章を引用するときのルール4つ

ブログで文章を引用するときのルール

文章を引用するときのルールは下記の4つです。

  1. 出所を明示する
  2. 主従関係を明確にする
  3. 引用する必然性のあるものを使う
  4. 引用する文章と自分の文章を区別する

順番に解説します。

1.出所を明示する

引用元を記載することがルールです。

書式に決まりはありませんが、下記の項目を記載することが多いです。

  • 引用元のリンク
  • 引用元の記事名
  • 引用元のサイト名

「引用元:〇〇」といった感じで記載します。

出典:〇〇でもOKです。

2.主従関係を明確にする

正しく引用するには、主従関係を明確にする必要があります。

記事の主役が引用の文章になってはいけません。

自分の文章>引用の文章

必ず補完的に引用する。

文字数で判断できるものでもないので要注意!

3.引用する必然性のあるものを使う

引用する必然性があるものを使うことがルールです。

当記事では、注意点を説明するために根拠となる法律を引用しています。

4.引用する文章と自分の文章を区別する

見た目でわかるように区別する必要があります。

引用タグ<blockquote>を使って区別します。

WordPressブログなら、ワンクリックで引用タグを使って区別することができます。

まとめ:ルールを守ってブログを運営しよう

ルールとマナーを守ろう

まとめると

  • 著作権侵害は犯罪です
  • 賠償請求・懲役・ブログ閉鎖がありえる
  • ルールを守って正しく使えば問題なし

今回紹介した注意点を守れば大丈夫です。

画像や文章の引用を正しく行えば、ブログの見映えが良くなったり、説得力が増します。

正しい引用を心がけましょう。

 

ぶっちゃけ、私もブログを書くようになって著作権侵害について知りました。

いまだに「こんなルール知らなかった」と思うことが多々あります。

「知らなかった」で済まないことにならないように、法律についても学ぶ必要がありますね。

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