公務員は副業が禁止されているけど、株式投資はどうなんだろう?バレずにできる株のやり方が知りたいです。
こんなお悩みに答えていきます。
この記事でわかること
・副業禁止の公務員は株もダメなの?
・バレずにできる株式投資の方法3選
・株初心者におすすめの証券会社
筆者のプロフィール
この記事を書いている私は
- 23歳の公務員
- 資産運用歴4年
- 運用資金500万円突破
- NISA&iDeCoは満額投資
2031年までに資産3000万円を突破しFIREすることが目標です。
公務員の場合、副業をすることが禁止されています。
さらに給料は年功序列で決まっているので、仕事を頑張って給料を上げるということはむずかしいです。
- 旅行に行きたい
- 教育資金にしたい
- 老後資金を作りたい
このような願望があっても、決められた給料の範囲内でやりくりするしかない公務員は、規則に縛られていて自由がないと感じてしまいますよね。
ですから今回は、「公務員でもできる株式投資の方法」を紹介します。
では、本題に入ります。
副業禁止の公務員は株もダメなの?
結論から言うと、公務員でも株式投資をして大丈夫です。
じゃあなんで株をやっちゃいけない雰囲気があるの?
「株式投資をしていた公務員が懲戒処分」なんてニュースで報道されることがありますね。あれは職務専念義務違反をしたから処分されているんです。
つまり、株式投資が悪いのではなく勤務時間中に行っていたことが悪いのです。
休日に家で取引をする分にはなんの問題もありません。
職場にバレずにできる株式投資の方法3選
先ほどお話ししたとおり、公務員でも株式投資をしてOKです。
しかし、どうしても周りの目が気になりますよね。
公務員に限らず、日本の社会においてお金の話をするのは「タブー」という雰囲気があります。
そこで、できることなら「バレたくない」というあなたにおすすめの方法を3つ紹介します。
バレない株式投資の方法3選
- 米国株投資
- 投資信託の積み立て
- 優待目的の国内株投資
それぞれの特徴を順番に解説していきます。
米国株投資
米国株の特徴は下記のとおりです。
米国株の特徴
- 取引時間が深夜
- 小額から購入可能
- 過去のパフォーマンスが良い
順番に解説していきます。
・取引時間が深夜
米国株の取引時間は、日本時間で23時30分〜6時までです。サマータイムの時期は22時30分〜5時までになります。
サマータイムとは
日の出時刻が早まる3月から11月に、時計を1時間進めて時間を有効活用する取り組み。
寝坊には要注意ですが、仕事中に値動きをチェックする必要がないのでバレずに取引をすることができます。
・小額から購入可能
米国株は1株単位から購入可能なので、小額からでも投資を始めることができます。
日本株の場合は、100株からしか購入できないことが多いです。100株未満で買えないこともないのですが、手数料が割高になってしまいます。
2021年6月4日時点の時価総額が大きい順に並べて、最低購入金額を計算してみた表が下記です。
企業名 | 株価(6/4時点) | 最低購入金額(1ドル=110円) |
---|---|---|
アップル | 125ドル | 13,750円 |
マイクロソフト | 250ドル | 27,500円 |
アマゾン | 3,206ドル | 352,660円 |
フェイスブック | 330ドル | 36,300円 |
アルファベット | 2,451ドル | 269,610円 |
ちなみに、みんな大好き「Twitter」の株価は一株あたり59ドルでしたので、日本円で約6500円から購入できます。
日本企業の株も見てみると下記のようになります。
時価総額順に並べてみました。
企業名 | 株価(6/4時点) | 最低購入金額 |
---|---|---|
トヨタ自動車 | 9,949円 | 994,900円 |
ソフトバンクグループ | 8,102円 | 810,200円 |
ソニーグループ | 10,920円 | 1,092,000円 |
キーエンス | 54,300円 | 5,430,000円 |
NTT | 2,912円 | 291,200円 |
100株から購入する日本株はやはり高いです。
ちなみに、みんな大好きユニクロを運営している「ファーストリテイング」の株価は、一株あたり84,000円を超えていました。(6/4時点)
購入に必要な金額は、約840万円からということになります。さすがに手が出しづらい金額ですよね。
小額から購入できる米国株の方が、投資資金が少ない初心者でも始めやすいです。
・過去のパフォーマンスが良い
下記の図は、アメリカ・イギリス・日本においての家計の資産と、運用リターンの伸びを比べたものです。
日本に住みながらでも米国株に投資することで、米国の成長の恩恵を享受することができます。
投資信託の積み立て
投資信託の特徴は下記のとおりです。
投資信託の特徴
- 自動で取引できる
- 小額から購入できる
- 複利の効果を最大限発揮できる
順番に解説していきます。
・自動で取引できる
投資信託の場合、毎月の購入額を設定することで自動で取引することができます。
決まった日に決まった額を購入する投資方法を、「ドルコスト平均法」と言います。
ドルコスト平均法のメリットは、
- 値動きを見なくて良い
- 安い時に多く、高い時に少なく購入できる
などです。
逆にデメリットは、「平均以上のリターンは出せない」という点です。
つまり、自分だけ大きく儲けることはむずかしいです。
しかし、アメリカの有名企業500社を集めた指数「S&P500」に連動する投資信託なら、過去のデータ的には年平均で5〜7%のリターンが期待できます。
たいしたことない数字に感じますが、長期的に続けると人生を変えるほどの威力があります。
そのすごさは下の記事のシュミレーションからわかります。
>>安定志向の公務員が45歳までにFIREする方法を具体的に練ってみた
・小額から購入できる
銘柄や証券会社によって違いはありますが、100円から購入できるものが多いです。
「いくらから始めた方が良い?」「まとまったお金がないとできないでしょ?」という疑問があるかと思います。
そんなことありません、今すぐ始めるのが1番良いです。
早く始めた方が良い理由は「失敗しても取り返せる」からです。
よくある失敗パターンとして、まとまった金額(退職金等)が入ってから投資を始めて大損するパターンがあります。
今まで投資をしてこなかった人が、大金を持って取引をするということは非常にキケンです。相手は世界中のプロですからね。
ここで言う失敗とは「損をする」ことですが、若いうちは普通に働いて取り戻せますし小額であれば小さな損で済みます。
・複利の効果を最大限発揮できる
配当を出さない投資信託の場合は、複利の効果を最大限発揮することができます。
複利とは
元本と利息に対して、さらに利息がつくこと
逆に単利は、元本のみに利息がつくこと
投資を長く続けることで、複利のすごさを実感することができます。
アインシュタインは「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う。」と言ったそうです。
私自身、複利のすごさを知って投資を始めました。
平凡な公務員でもコツコツ投資をすれば小金持ちぐらいにはなれて、お金に困らない状態を作れると思ったのです。
下記の記事で複利の効果について、具体的なシュミレーションをしながら解説しています。
>>株式投資(資産運用)の始めどきはいつでも今。価格の上下は関係ない
優待目的の国内株投資
国内株で株価の値上がりで利益を狙う投資方法は、公務員の方にはオススメできません。
なぜなら、仕事がある日中に値動きを気にしないといけないからです。
仕事中に株価ばかり見ていると職務専念義務違反になってしまうよ!
国内株に投資するうえでオススメなのが、優待目的の投資方法です。
優待目的であれば短期的に利益を上げることが目的ではないので、値動きを気にせずに持つことができます。
国内株の特徴は下記のとおりです。
国内株の特徴
- 優待はちょっとした幸せ
- 企業の分析がしやすい
- まとまった金額が必要
順番に解説していきます。
・優待はちょっとした幸せ
株を持っている株主は、商品券や自社商品を「株主優待」として貰えます。
日本企業は配当の他に、株主優待を出す会社が多くあります。
例えばイオンの優待はかなり人気で、買い物をした額の3%がキャッシュバックになる「オーナーズカード」が貰えます。
マクドナルドや吉野家も商品券を出しているので人気です。
米国株に投資をすると配当金は貰えますが、優待は出していないので貰えません。
・企業の分析がしやすい
日本企業であれば、情報はすべて日本語で手に入ります。
海外企業に投資する場合との大きな違いは、企業のことを理解しやすいところです。
あなたが実際に使っているサービスであれば、真のお客さま目線で企業を分析することができます。
例えば「ユニクロってなんで売れているんだろう?」という疑問があったとします。
ユニクロが売れる理由(例)
- 安く低品質から安く高品質のイメージになった
- 下着や靴下をサラリーマンが定期的に購入する
- 日本経済が衰退しているので高い服は買えない
10年前に全身ユニクロを着ていたら「ダサい」というイメージがありましたが、今ではそんなことないですよね?
先ほどの例はあくまで私の主観ですが、お客さま目線で仮説を立てることができます。
これは日本に住んでいる皆さんが、日本企業に投資するうえで大きな強みになります。
・まとまった金額が必要
日本株に投資するには、米国株と比べてまとまった金額が必要なことはすでに解説した通りです。
米国と日本の主要企業に投資するにはいくら必要なのか?を表にまとめたので気になる方はこちらからどうぞ。
【番外編】確実にバレるけどiDeCoは超おすすめです。
iDeCoとは個人型確定拠出年金のことです。
公務員の場合、限度額である毎月1.2万円を積み立てて60歳以降に受け取るというものです。
iDeCoを始めるには、職場の証明(ハンコやサイン)が必要になります。
福祉・年金関係の部署に書類を持っていくだけなので簡単です。
確実にバレるけど国が用意した制度なのでOK!
ここでiDeCoについてお話しすると、長くなってしまうので割愛して別記事を書きます。
結論だけ言うと、60歳以降も生きる予定のある方が資産運用を始める順番は【iDeCo→NISA→オマケ(個別株、不動産など)】です。
iDeCoの魅力と公務員の手続き方法を詳しくまとめるので少々お待ちください!
株式投資初心者にオススメの証券会社
ここまで「公務員でもバレない株式投資の方法」についてお話ししてきました。
これらの投資を始めるには、証券口座を作る必要があります。
証券口座は無料で作ることができますが、取引にかかる手数料に違いがあります。
そこで、手数料が安いオススメの証券会社をご紹介します。
まず、「SBIと楽天でどっちが良いの?」という疑問があるかと思いますが、どちらでも良いです。
両者の違いは、楽天証券なら楽天カード決済ができて1%のポイントが貯まること。
SBI証券は持っている投資信託の金額によってTポイントが貯まること、三井住友カード決済ができて0.5%のポイントが貯まることです。(6/30から)
>>SBI証券の詳細はこちら
>>楽天証券の詳細はこちら
ちなみに私はどちらも利用しています。
楽天証券は特定口座(税金がかかる)、SBI証券はiDeCo&NISAみたいな感じで使い分けてます。
どちらが良いか悩んだけど時間の無駄でした…
LINE証券は「いちかぶ」というサービスがあり、単元未満株(100株以下)でも日本企業の株を買うことができます。※NISAは利用できないので要注意。
「欲しい株があるけど高すぎて手が出せない」という方におすすめで、LINEアプリで口座開設から取引まで完結するのも魅力です。
>>LINE証券の詳細はこちら
まとめ
まとめると
- 公務員でも株式投資はできる
- まずは「iDeCo&NISA」から始めよう
- 手数料が安いネット証券がオススメ
こんな感じです。
仕事中に株の取引をしたり、株価チェックをおこなわければ公務員でも株式投資をして大丈夫です。
「副業禁止」「投資なんて怪しい」こんな雰囲気が邪魔しているだけで、公務員は資産運用に向いています。
なぜなら、
- いきなりクビになることはない
- 貰える給料の額が予想できる
- 昇給のペースも予想できる
こんな理由があるからです。
公務員は長期の積み立て投資にぴったりです。
まずは小さな額から、その前に無料で証券口座を開設するところから始めてみましょう!
今回は以上です。
では、また〜